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近年ファッションにおけるアメリカ発ヨーロッパメイドの流れをまとめてみようと思ったがまとまらなかった。

 

 

現在のヒップホップとは?

ゲイのカミングアウトを早々したフランクオーシャンの活躍などで、ホモフォビア傾向にあったヒップホップがジェンダーの価値観が変わり差別的な内容ではなくなった。

政治思想や人種やジェンダーの壁を越え、内省的な自分語りなラップを始めた事により、マイノリティの共感を得る事に成功。自我の欲望を煽る=消費を牽引するポップアイコンとして機能し始めた。

 

 

ファッション界で影響力を持つラッパー「ビジネスオブファッション」2017年度ver.

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1位はやはりカニエウエスト。

数々のブランド(ルイヴィトンとはコラボ、マルタンマルジェラジバンシーからはサポートなど)とコラボレート後、自身のイージーを発表。熱意があって貪欲おじさんで有言実行しちゃうからファンやヴァージルは賛同するんだと思う。

彼はヤバイ物センサーの感度が良く、プロダクトと人材起用や人材発掘に長けている。

ラヴィスや数々のイケてるラッパー発掘したり、SNSで消費者を煽り購買意欲を高めさせたり、自身の楽曲「facts」でNIKE痛烈批判したり。楽曲もかっこいいしあのイージーのスニーカー買っちゃうなと思った。

 

 

2〜5位は飛ばし6位のASAP Rocky。

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NY・ハーレム出身のヒップホップ集団「ASAP Mob」所属のASAP Rocky。

彼はヒップホップ界の広告塔。セクシーなラッパーとして人気が高く、ルックスを生かしディオール オムアレキサンダー・ワンやラフシモンズDKNYのキャンペーンに起用され、J.W.アンダーソンともコラボ。ASAP Rockyのファッション面での飛躍は彼のスタイリスト「イアン・コーナー」の力も要因だと思う。

 

 

7位のケンドリックラマー

2015年に発売したアルバム「To Pimp A Butterfly」でグラミー賞5部門で受賞するという栄光を勝ち取り、受賞パフォーマンスでは奴隷批判とアフリカ回帰を描いた痛烈さで物議を醸す大きな話題に。

私が最も好きなラッパーです。なぜなら誕生日が同じだからです。

それは置いといてこのランキングはファッショナブルなラッパーばかりランキングしているが、唯一の社会派ラッパーがランクイン。

そんな彼がファッションランキングに入ってたのは意外。

 

 

8位トラヴィススコット

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カニエに才能を見出され、カニエのレーベルで活動しているラッパー。現在のストリートファッションアイコンだと思う(以前はASAP Rocky)。ASAP Rockyの今のスタイルは手に届かない存在となってしまい、等身大としてトラビスの人気があるのかもしれないがASAP Rockyのようになると思う。doublet着てるしスタイリスト気になって調べたらこの人らしい→KYLE LUU ::: WARDRODE STYLIST

 

 

10位Skepta

このランキングで唯一のUKラッパー。UKのラップをGrime(グライム)と呼び、SkeptaがGrime界のキングと言える。イギリスとアイルランドで最も優れたアルバム音楽賞「Mercury Prize」を2016年に受賞した。2016年度の「Mercury Prize」は最有力候補と見られていたレディオヘッドやデヴィッドボウイを破り受賞。

 

昨年に見られたフーリガンやUKユースカルチャーが流行ったようにいつかGrimeのスタイルが引き出しになることが起きるのではないかと私は思ってる。

 

 

 

ヒップホップの歌詞やファッションが変わった事により、ハイブランドが歩み寄った事で今のムーブメントが起きているように思える。

今後誰を注目したらいい?ってのはやっぱりカニエウエストなのかな、、と思うが今は手詰まり感が否めない。カニエは自分自身で「プロダクトの天才」と言っているのでなんらかの一石を投じるとは思う。

 

 

ヒップホップをスラムダンクで例えたら

カニエ・ウエスト=ゴリ

ヴァージル=木暮

ASAP Rocky=仙道

ラヴィス=流川

Skepta=沢北

 

また暇な時に更新します